フレンチパフューム（2002年生、母ランフォアロージス）

フレンチパフューム（2002年3月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「バラの品種名」。毛色は鹿毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時10歳）と交配したランフォアロージスが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地16戦0勝2着1回、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2005年の名古屋チャレンジカップレーズン賞。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額1,600万円（40万×40口）で一口馬主が募集された。

大久保龍志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

7月10日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

9月26日、中7週で迎えた3戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

11月6日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、2歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は松田大作騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

12月4日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた5戦目は、2歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

3歳（2005年）

1月10日、中4週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

3月15日、中8週で迎えた7戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップレーズン賞（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のシーグランジャーに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4月17日、中4週で迎えた8戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

6月19日、中8週で迎えた9戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の基坂特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず11着に終わった。

8月13日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい11着に終わった。

9月11日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（6戦1勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったグローバルボンバーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

9月24日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（7戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

4歳（2006年）

2月5日、約4か月半の休み明けで迎えた13戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

3月19日、中5週で迎えた14戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

4月8日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。鞍上は松田大作騎手（8戦1勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

8月12日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた16戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた17戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見所を作れず11着に敗れた。