シャルクハフト（2022年生、母クィーンズベスト）

シャルクハフト（2022年2月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「楽しそうに、おどけた(独)」。毛色は鹿毛。種牡馬のリアルスティール（当時10歳）と交配したクィーンズベストが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2025年の鳳雛ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

8月18日、デビュー戦は横山武史騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

9月1日、中1週で迎えた2戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝2000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、勝ったマハートマーベルにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

9月21日、中2週で迎えた3戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に終わった。

12月21日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた4戦目は、吉村誠之助騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

3歳（2025年）

1月18日、中3週で迎えた5戦目は、A.A.ルメートル騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

2月1日、中1週で迎えた6戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1900m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったテルアスワッドに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

2月16日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、リアルスターにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

3月2日、中1週で迎えた8戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート2000m 小雨/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサトノセーブルに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3月30日、中3週で迎えた9戦目は、3歳1勝クラスの大寒桜賞（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上はA.シュタルケ騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

5月11日、中5週で迎えた10戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は吉村誠之助騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったピカピカサンダーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5月31日、中2週で迎えた11戦目は、3歳オープンの鳳雛ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったハグに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

6月15日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は吉村誠之助騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアカデミアに1馬身3/4の差をつけて2勝目を手中に収めた。

8月10日、中7週で迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの揖斐川特別（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村誠之助騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

9月28日、中6週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村誠之助騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るソウルアンドジャズを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて制した。

10月11日、中1週で迎えた15戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの御陵ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。