ウィステリアリヴァ（2020年生、母クルールヴィオラ）

ウィステリアリヴァ（2020年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「藤+川。本馬の生産牧場より」。毛色は鹿毛。種牡馬のロゴタイプ（当時10歳）と交配したクルールヴィオラが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤川フアーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

小野次郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

2月4日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

2月19日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のノットファウンドに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3月19日、中3週で迎えた3戦目は、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず12着に終わった。

7月29日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

8月19日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラスの富良野特別（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

9月9日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上確保して、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓抜な伸び脚で猛進したが、キョウエイブリッサに半馬身交わされて2着となった。

10月7日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（4戦1勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

10月29日、中2週で迎えた8戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの聖籠特別（新潟芝1800m 外回り雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のレディズビークに1馬身1/4の差をつけて優勝