ウイングランブルー（2020年生、母サマーラグーン）

ウイングランブルー（2020年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+雄大な青(仏)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゴールドシップ（当時11歳）と交配したサマーラグーンが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はコスモヴューファーム。主な勝ち鞍は2023年のまねき馬倶楽部in笠松競馬場(一般C13 C14)。

経歴

デビュー前

深山雅史厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

1月29日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

2月26日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で大外18番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい13着に敗れた。

3月19日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

5月20日、中8週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた4戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、3着に入った。

6月11日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

8月12日、中8週で迎えた6戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

9月26日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた7戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったソリッドステートに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月11日、中1週で迎えた8戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、タイセイスパートにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月9日、中3週で迎えた9戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C15（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったリリックスに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月23日、中1週で迎えた10戦目は、まねき馬倶楽部in笠松競馬場（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のジェドに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月11日、中2週で迎えた11戦目は、冬麗特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

12月31日、中2週で迎えた12戦目は、騎手トークショー開催記念（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のパトリに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（2024年）

5月5日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、リードを5馬身以上確保して、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でなんとか走り抜いたが、ハワイアンタイムにハナ差交わされて2着となった。

6月9日、中4週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切り、リードを2馬身以上保って、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

7月6日、中3週で迎えた15戦目は、大江原比呂騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

8月24日、中6週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラスの中郷特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

10月27日、中8週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（5戦0勝）。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて16着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた18戦目は、石神深道騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝2600m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。