マイネルクリスタル（1989年生、母プリンセスパール）

マイネルクリスタル（1989年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスーパールーセント（当時7歳）と交配したプリンセスパールが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）フラット牧場。戦績は、中央平地12戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1991年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

山岡浩久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1991年）

6月9日、デビュー戦は菅原隆明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

6月30日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で菅原隆明騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原隆明騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原隆明騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

8月17日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原隆明騎手（4戦0勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて3着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館芝1700m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原隆明騎手（5戦0勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のリタントゥセンダーに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月21日、中2週で迎えた7戦目は、2歳オープンのコスモス賞（函館芝1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で菅原隆明騎手（6戦1勝）。8頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

3歳（1992年）

5月3日、約7か月半の休み明けで迎えた8戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた9戦目は、4歳500万下（東京芝2300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したスーパーソブリンを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

5月31日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下（東京芝1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた11戦目は、4歳500万下のくちなし賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、逃げるマイティモナークを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月5日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた12戦目は、蛯名信広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。