サムライタイガース（2004年生、母Pear Shape）

サムライタイガース（2004年3月22日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「侍＋虎」。毛色は鹿毛。種牡馬のIndian Charlie（当時9歳）と交配したPear Shapeが8歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地7戦2勝2着1回。2007年のきさらぎ賞(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

角居勝彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

10月22日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は522kg。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

11月18日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて、最後は2着のオーシャンクルーズに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2007年）

2月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は岩田康誠騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、アドマイヤマジンに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4歳（2008年）

8月3日、約16か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた6戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の三国特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のマルブツセンターを3/4馬身振り切って久しぶりの実戦を制した。

8月17日、中1週で迎えた7戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の由布院特別（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。