タケリボン（1988年生、母タケムスメ）

タケリボン（1988年4月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のパーフライト（当時7歳）と交配したタケムスメが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）谷川牧場。戦績は、中央平地20戦2勝2着2回、中央障害11戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1991年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

平井雄二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1991年）

1月27日、デビュー戦は上野清章騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に敗れた。

2月17日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で上野清章騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3月16日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で上野清章騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

4月21日、中4週で迎えた4戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

5月19日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では別次元の末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のロザンカラーに4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

6月8日、中2週で迎えた6戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた7戦目は、4歳500万下（福島芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた9戦目は、五十嵐久騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の鳥海山特別（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に終わった。

10月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったキャットプリンセスに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

10月27日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい7着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、最後はビークエストと並んで3着同着となった。

12月1日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（5戦1勝）。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したクラリッサを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

12月21日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田政人騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のハローキティーを半馬身振り切って単勝一倍台の期待に応えた。

4歳（1992年）

1月19日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田政人騎手（7戦2勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

8月2日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐久騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

8月22日、中2週で迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐久騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐久騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったテキサスブロンコからクビ差の2着となった。

9月26日、中2週で迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐久騎手（4戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルアデルに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

10月31日、中4週で迎えた20戦目は、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐久騎手（5戦1勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月22日、中2週で迎えた21戦目は、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で五十嵐久騎手（6戦1勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

5歳（1993年）

1月31日、中9週で迎えた22戦目は、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で五十嵐久騎手（7戦1勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月28日、中3週で迎えた23戦目は、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は8戦連続で五十嵐久騎手（8戦1勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月28日、中3週で迎えた24戦目は、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート2700m 雨）に出走。鞍上は9戦連続で五十嵐久騎手（9戦1勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の隅田川特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で五十嵐久騎手（10戦1勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で五十嵐久騎手（11戦1勝）。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

5月2日、連闘で迎えた27戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（東京芝1600m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた28戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（8戦2勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた29戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。鞍上は五十嵐久騎手（12戦1勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた30戦目は、成田均騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（福島障害芝2750m 小雨/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月17日、中3週で迎えた31戦目は、大江原隆騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（新潟障害芝2800m 外→内曇/重）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。