ゲインスプレマシー（2016年生、母スカーレットレディ）

ゲインスプレマシー（2016年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「支配権、覇権を握る」。毛色は鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時9歳）と交配したスカーレットレディが22歳のときに産んだ15番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2022年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)で3着に入った他、2022年の障害4歳以上オープン(障害4歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額3,000万円（75万×40口）で一口馬主が募集された。

高柳瑞樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

7月21日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入った。

9月17日、中7週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、4着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた3戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

12月9日、中8週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

3歳（2019年）

1月26日、中6週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

5月12日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

6月8日、中3週で迎えた7戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月4日、中7週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は三浦皇成騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月10日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に入った。

12月8日、中3週で迎えた10戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったスリーコーズラインから1馬身3/4差の2着に敗北した。

4歳（2020年）

7月12日、約7か月の休養明けで迎えた11戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月30日、中6週で迎えた12戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月17日、中6週で迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伴啓太騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月15日、中3週で迎えた14戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。鞍上は石神深一騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、勝ったメイショウハチクから3/4馬身差の2着に敗北した。

12月13日、中3週で迎えた15戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったホッコーメヴィウスから8馬身差の2着に敗北した。

5歳（2021年）

3月14日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝2880m 晴/重）に出走。鞍上は石神深一騎手（4戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月16日、中8週で迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（5戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。鞍上は平沢健治騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は石神深一騎手（6戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のアメリカズカップに半馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月23日、中7週で迎えた20戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（7戦1勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月18日、中7週で迎えた21戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝3110m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（8戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6歳（2022年）

2月19日、中8週で迎えた22戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（小倉障害芝2860m 雨/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月7日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は石神深一騎手（9戦1勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

9月17日、約4か月半の休み明けで迎えた24戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（中京障害芝3300m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（10戦1勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。13着に敗れた。

12月17日、約3か月の休み明けで迎えた25戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝3110m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（11戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

7歳（2023年）

2月25日、中9週で迎えた26戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、春麗ジャンプステークス（小倉障害芝3390m 曇/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月29日、中8週で迎えた27戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。13着に終わった。

2023年5月6日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。