ゼンノゼイノイ（2000年生、母アンノーラ）

ゼンノゼイノイ（2000年4月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋中国の女流棋士名」。毛色は鹿毛。種牡馬のゼンノメイジン（当時6歳）と交配したアンノーラが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）えりもホースクラブ。戦績は、中央平地3戦0勝、地方19戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年の3歳A2。

経歴

デビュー前

加藤修甫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

12月8日、デビュー戦は郷原洋司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は438kg。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

12月21日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳新馬（中山ダート1200m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に敗れた。

3歳（2003年）

3月29日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、南田雅昭騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

5月5日、中4週で迎えた4戦目は、大枝幹也騎手を鞍上に迎えて、3歳B（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

5月18日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた5戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大枝幹也騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた6戦目は、宮下康一騎手を鞍上に迎えて、3歳B4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた7戦目は、3歳B4（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下康一騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アイテイモアに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

7月1日、中1週で迎えた8戦目は、3歳B3（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮下康一騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアジヤトシジンを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

7月8日、連闘で迎えた9戦目は、3歳B2（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で宮下康一騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシャコーオーシャンに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月4日、中3週で迎えた10戦目は、長嶋和彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のカンナ賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦のハマナス賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で長嶋和彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のカストル特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で長嶋和彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

9月16日、連闘で迎えた13戦目は、3歳A2（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で長嶋和彦騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のストロンガーに4馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

9月28日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3-3（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で長嶋和彦騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3-2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で長嶋和彦騎手（5戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に終わった。

10月21日、連闘で迎えた16戦目は、一般C3-4（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で長嶋和彦騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3-6（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で長嶋和彦騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた18戦目は、一般C3-4（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で長嶋和彦騎手（8戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のバプティズムを半馬身振り切って3勝目をつかんだ。

11月30日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で長嶋和彦騎手（9戦2勝）。6頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2-4（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で長嶋和彦騎手（10戦2勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた21戦目は、湯涌温泉特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で長嶋和彦騎手（11戦2勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

4歳（2004年）

3月21日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、一般B3-3（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。