ドットクルー（2020年生、母スターオブロゼッタ）

ドットクルー（2020年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「お客さんがどっと来る」。毛色は鹿毛。種牡馬のディーマジェスティ（当時7歳）と交配したスターオブロゼッタが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は佐々木牧場。2023年の毎日杯(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、佐々木康治から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、幅田昌伸によって451万円で落札された。

笹田和秀厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

11月19日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアスキステソーロを次元の違う末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

12月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳1勝クラスのこうやまき賞（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

3歳（2023年）

2月12日、中9週で迎えた3戦目は、3歳1勝クラスのあすなろ賞（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた4戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのアルメリア賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のジュンツバメガエシを半馬身振り切って制した。

3月25日、中2週で迎えた5戦目は、3歳G3の毎日杯（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

5月6日、中5週で迎えた6戦目は、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田望来騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

10月7日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの宝ケ池特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスの3歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は岩田望来騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

11月19日、中2週で迎えた9戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの近江特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、逃げるウインスノーライトを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

12月2日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの3歳以上2勝クラス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

4歳（2024年）

4月27日、約5か月の休養明けで迎えた11戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの胎内川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったゲンパチムサシに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

5月18日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスのシドニートロフィー（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの聖護院特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（6戦1勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のミエスペランサをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

10月12日、約4か月半の休み明けで迎えた14戦目は、3歳以上3勝クラスの大原ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

12月1日、中6週で迎えた15戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの嵯峨野ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上3勝クラスのサンタクロースステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小沢大仁騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。