キスアンドクライ（2005年生、母ペリウィンクル）

キスアンドクライ（2005年2月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「フィギュアスケートの選手が演技後に採点の発表を待つための場所」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時11歳）と交配したペリウィンクルが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）酒井牧場。戦績は、中央平地14戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額1,500万円（15万×100口）で一口馬主が募集された。

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

11月23日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったシュンカジョウにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

12月9日、中1週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るリュウメイを自慢の末脚で3/4馬身差し切って未勝利戦を制した。

3歳（2008年）

2月17日、中9週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

3月16日、中3週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

4歳（2009年）

1月31日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

3月1日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

7月18日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

8月22日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

11月15日、中9週で迎えた10戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/重）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

12月26日、中5週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず11着に敗れた。

5歳（2010年）

2月14日、中6週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

7月3日、約4か月半の休養明けで迎えた13戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に終わった。

11月7日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。