アイディンドリーム（1988年生、母ヒマラヤアタツクー）

アイディンドリーム（1988年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のカバリスト（当時9歳）と交配したヒマラヤアタツクーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は中脇一幸。戦績は、中央平地17戦2勝2着2回、地方5戦1勝。主な勝ち鞍は1991年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

相川勝敏厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1991年）

2月3日、デビュー戦は細川英二騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

2月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、4歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川英二騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

3月24日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で細川英二騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

4月7日、中1週で迎えた4戦目は、郷原洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

5月26日、中6週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋行騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったベルビューベルに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

6月9日、中1週で迎えた6戦目は、柴崎勇騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のレジナサンドラに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

6月29日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下のローズマリー賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴崎勇騎手（1戦1勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

8月11日、中5週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の石打特別（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で柴崎勇騎手（2戦1勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴崎勇騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

9月14日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の袖ケ浦特別（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で柴崎勇騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

9月29日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は郷原洋行騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、マツラッキーに交わされて3馬身半差の2着となった。

10月12日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋行騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタイストレートに5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月3日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋行騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

11月24日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋行騎手（5戦1勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋行騎手（6戦1勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

4歳（1992年）

1月12日、中4週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の初茜賞（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で郷原洋行騎手（7戦1勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

11月14日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で郷原洋行騎手（8戦1勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

5歳（1993年）

6月7日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた18戦目は、大友勝利騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月6日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた19戦目は、涼風特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大友勝利騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のモンタルバンに1馬身半の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

8月4日、中3週で迎えた20戦目は、うなばら特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大友勝利騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた21戦目は、しし座特別（大井ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大友勝利騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

6歳（1994年）

7月22日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた22戦目は、白田日出夫騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。