カンツォニエーレ（2000年生、母クイーンソネット）

カンツォニエーレ（2000年3月29日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「Ｆ．ペトラルカの詩集の名（伊）」。毛色は栗毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時15歳）と交配したクイーンソネットが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、中央障害5戦1勝2着2回、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2004年の障害3歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額4,000万円（100万×40口）で一口馬主が募集された。

古川平厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

6月14日、デビュー戦は向山牧騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は444kg。18頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず18着に終わった。

6月28日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

9月3日、中7週で迎えた4戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のベテルギウス特別（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のホライズンに半馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2004年）

1月17日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた6戦目は、R.ヒューズ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

3月13日、中4週で迎えた7戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

6月20日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた9戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

8月1日、中3週で迎えた10戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 雨/重）に出走。鞍上は植野貴也騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったメイショウタローから2馬身半差の2着に敗北した。

8月29日、中3週で迎えた11戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったアルメナーラからクビ差の2着に甘んじた。

9月25日、中3週で迎えた12戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のシマノラピスに1馬身1/4の差をつけて制した。