トーセントラベラー（2002年生、母プリティハット）

トーセントラベラー（2002年4月24日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋旅人」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスワールド（当時7歳）と交配したプリティハットが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）前田ファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方8戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2006年の4歳以上C7一。

経歴

デビュー前

当歳のとき、前田宗将から「北海道7月当歳市場サラブレッド当歳」に上場され、島川隆哉によって840万円で落札された。

星野忍厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

1月5日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

7月30日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく10着に終わった。

12月31日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から27kg戻して迎えた3戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D5四（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、タイキウイングに交わされて1馬身半差の2着となった。

4歳（2006年）

1月12日、中1週で迎えた4戦目は、宮西晃宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D4一（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマッキーカルタスに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月2日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上C7一（園田ダート1230m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮西晃宏騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジェミニアイドルに1馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

2月14日、中1週で迎えた6戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C5一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上C6一（姫路ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上C4一（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は宮西晃宏騎手（2戦2勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

4月12日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上C5一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮西晃宏騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キョーウンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4月26日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C5一（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮西晃宏騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたアグネスビュウティ決め手に屈して半馬身差の2着となった。