フジサクラ（2008年生、母サントドリーム）

フジサクラ（2008年3月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋桜」。毛色は栗毛。種牡馬のチーフベアハート（当時15歳）と交配したサントドリームが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はイワミ牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方14戦3勝。主な勝ち鞍は2011年の3歳C2五。

経歴

デビュー前

1歳のとき、イワミ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

清水英克厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

6月25日、デビュー戦は中谷雄太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい16着に終わった。

8月16日、中6週で迎えた2戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、3歳C2五（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るビコーラミナを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月28日、中1週で迎えた3戦目は、3歳C1三（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

9月10日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳C1四（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた5戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた6戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた7戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2六（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は内田利雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のパラダイスハントに4馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

11月12日、連闘で迎えた9戦目は、一般C2八（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のエムティドリームに1馬身半の差をつけて優勝

11月27日、中1週で迎えた10戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた11戦目は、JA岩手ふるさと奥州牛カレー杯（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月18日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

4歳（2012年）

1月8日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

4月14日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた14戦目は、一般C1五（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

4月23日、連闘で迎えた15戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（水沢ダート1400m 小雨/重）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に終わった。