ベルグラシアス（2022年生、母リバティーベル）

ベルグラシアス（2022年2月6日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のThunder Snow（当時8歳）と交配したリバティーベルが22歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はファーミングヤナキタ。2025年の東京プリンセス賞(牝)に勝利した他、2025年の’25スターバーストカップで2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

市村誠厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2024年）

12月2日、デビュー戦は和田譲治騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。馬体重は449kg。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

12月27日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンサンラルーナを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

3歳（2025年）

1月17日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったファーマビューティに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

1月30日、中1週で迎えた4戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のひなぎく特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

2月19日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳戦のクロッカス特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた6戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの’25スターバーストカップ（大井ダート2000m 曇/重）に出走。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったナイトオブファイアに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

3月28日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳戦の不死鳥賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマオノジーニーに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月30日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳オープンの東京プリンセス賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のグレアネオンライトに2馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

6月18日、中6週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳Jpn2の関東オークス（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（3戦2勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

10月7日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた10戦目は、牝馬限定Jpn2のレディスプレリュード（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で町田直希騎手（4戦2勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

11月3日、中3週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた11戦目は、牝馬限定Jpn1のJBCレディスクラシック（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で町田直希騎手（5戦2勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳オープンのロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で町田直希騎手（6戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。