タイキアドミラル（1996年生、母ゾウゲブネメガミ）

タイキアドミラル（1996年3月11日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時6歳）と交配したゾウゲブネメガミが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）高瀬牧場。戦績は、中央平地25戦1勝2着2回、中央障害6戦1勝。主な勝ち鞍は1999年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

大樹レーシングクラブにて総額4,500万円（45万×100口）で一口馬主が募集された。

土田稔厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1998年）

11月15日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は520kg。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた2戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

12月13日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

3歳（1999年）

1月6日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

2月20日、中5週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、4着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた6戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマイネルフリートに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

4月17日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ニシノボルドーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5月9日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（5戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るイシノファルコンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月22日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下のくちなし賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

4歳（2000年）

2月13日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（7戦1勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい14着に敗れた。

3月4日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で横山典弘騎手（8戦1勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた13戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（9戦1勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

5月13日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後は一杯になって10着に敗れた。

7月30日、中8週で迎えた17戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1000m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた18戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 小雨/重）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた19戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

9月9日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、3着に入った。

9月24日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で嘉藤貴行騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。

11月26日、中8週で迎えた22戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でO.ペリエ騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に敗れた。

5歳（2001年）

1月5日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（3戦0勝）。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

1月13日、連闘で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（中山ダート2400m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

5月19日、約4か月の休養明けで迎えた26戦目は、亀山泰延騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

6月2日、中1週で迎えた27戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で亀山泰延騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のテンカフブに3/4馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

7月7日、中4週で迎えた28戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3350m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で亀山泰延騎手（2戦1勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月28日、中2週で迎えた29戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で亀山泰延騎手（3戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデJ・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で亀山泰延騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。

6歳（2002年）

4月6日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた31戦目は、矢原洋一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。