ディフュージョン（2005年生、母スイートフルーレ）

ディフュージョン（2005年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「拡散」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時6歳）と交配したスイートフルーレが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地6戦1勝。主な勝ち鞍は2008年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、シンボリ牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、池谷誠一によって3,045万円で落札された。

萩原清厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

5月10日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。馬体重は498kg。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

6月8日、中3週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。逃げる形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のスーパーパワーを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

6月21日、中1週で迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の八甲田山特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4歳（2009年）

10月11日、約16か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は垂れてしまい15着に終わった。

5歳（2010年）

1月11日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート2400m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

1月30日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず7着に終わった。