スペルヴィア（2009年生、母フサイチパンドラ）

スペルヴィア（2009年2月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時10歳）と交配したフサイチパンドラが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地23戦2勝。主な勝ち鞍は2013年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、エスアール・コーポレーションによって8,190万円で落札された。

橋田満厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

3月17日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。馬体重は528kg。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るスマートマーズを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4月7日、中2週で迎えた2戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

11月3日、約7か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月1日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

12月15日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた5戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に敗れた。

4歳（2013年）

3月24日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（4戦1勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

4月21日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のランフォージンに2馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

5月4日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上1000万下の白川特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（6戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

11月9日、約6か月半の休み明けで迎えた9戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

12月1日、中2週で迎えた10戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の長良川特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。17頭立ての10番人気で大外17番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

5歳（2014年）

2月9日、中9週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

2月23日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい6着に敗れた。

8月10日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた13戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

10月4日、中7週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた14戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、リードを2馬身以上保って、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

6歳（2015年）

1月24日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（7戦2勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

2月15日、中2週で迎えた16戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

7月26日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の渥美特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

7歳（2016年）

1月24日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた18戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた19戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

3月19日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下の熊野特別（中京芝2200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

8月21日、約5か月の休み明けで迎えた22戦目は、3歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

9月18日、中3週で迎えた23戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2200m 小雨/重）に出走。18頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず15着に終わった。