ビビットマジシャン（1996年生、母ビビットダンサー）

Vivid Magician

1996.03.02

ビビットマジシャン（1996年3月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時8歳）と交配したビビットダンサーが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は桜井牧場。戦績は、中央平地8戦1勝。主な勝ち鞍は1999年の4歳新馬。

経歴

デビュー前

中野渡清一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

2月27日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 曇/重）に出走。馬体重は474kg。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて、最後は2着のハネダフィールズをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

3月21日、中2週で迎えた2戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

4月11日、中2週で迎えた3戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の桜草特別（中山芝1200m 外回り 雨/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

5月1日、中2週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の若鮎賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

5月29日、中3週で迎えた5戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

6月27日、中3週で迎えた6戦目は、4歳500万下（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

7月24日、中3週で迎えた7戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の柏崎特別（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

8月21日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。