イコノスタシス（2020年生、母パストフォリア）

イコノスタシス（2020年1月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「聖障。聖堂内、聖所と至聖所を仕切る壁」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のモーリス（当時9歳）と交配したパストフォリアが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2022年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

古賀慎明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

7月30日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は462kg。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月19日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸びを見せたが、スーパーマンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月10日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

11月27日、中6週で迎えた4戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて、最後は2着のアサクサヴィーナスに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2023年）

1月9日、中5週で迎えた5戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のフェアリーステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

3月12日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に敗れた。

6月24日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

8月26日、中8週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1200m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったステイトダイアデムに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月11日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、H.H.ドイル騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

4歳（2024年）

3月9日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。