モガミヤシマ（1984年生、母ヤシマドリーム）

モガミヤシマ（1984年4月24日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のミルジヨージ（当時9歳）と交配したヤシマドリームが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は中脇一幸。戦績は、中央平地8戦4勝。1988年の中山記念(G2)に勝利した他、1987年のNHK杯(G2)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

古山良司厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1987年）

3月1日、デビュー戦は安田富男騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のカハラスマイルに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3月15日、中1週で迎えた2戦目は、4歳400万下の桜草特別（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のツジノカザンに1馬身3/4の差をつけて優勝

3月29日、中1週で迎えた3戦目は、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 小雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で安田富男騎手（2戦2勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた4戦目は、小島太騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。20頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

5月10日、中2週で迎えた5戦目は、3歳G2のNHK杯（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のホクトジョージに2馬身半の差をつけて初の重賞タイトルを手中に収めた。

4歳（1988年）

3月13日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、G2の中山記念（東京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のメジロディッシュを半馬身振り切って2つ目の重賞タイトルを手にした。

5歳（1989年）

10月14日、約19か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた7戦目は、神無月ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小島太騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい15着に敗れた。

11月5日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた8戦目は、東信二騎手を鞍上に迎えて、G3の根岸ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に敗れた。