サイベリアン（2016年生、母チョウチョウキャット）

サイベリアン（2016年5月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「従順、賢さ、忍耐強さを持つ猫の品種」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時14歳）と交配したチョウチョウキャットが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は下河辺牧場。主な勝ち鞍は2020年の一般C2二三。

経歴

デビュー前

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

2月3日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は424kg。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6月16日、約4か月半の休み明けで迎えた2戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

7月13日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1900m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

8月11日、中3週で迎えた4戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた5戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 小雨/良）に49kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

10月31日、中9週で迎えた6戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の駿彩売店メンチカツ串カツが50円引き!賞（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

11月25日、中3週で迎えた7戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

4歳（2020年）

1月9日、中3週で迎えた9戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったスマートアクシスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月11日、中4週で迎えた10戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、抜け出したマランを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月14日、中4週で迎えた11戦目は、一般C2八九（船橋ダート1200m 雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

4月2日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2七八（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして突き抜け、最後は2着のホシノウチカケに7馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月5日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた13戦目は、一般C2二三（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（6戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のブルーオラーリオに2馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

6月15日、中5週で迎えた14戦目は、一般C1六七（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で矢野貴之騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた15戦目は、篠谷葵騎手を鞍上に迎えて、買って当てよう!SPAT4ポイント賞（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

7月21日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（8戦2勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい6着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた17戦目は、馬い!八幡平バイオレットを食べよう記念（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は篠谷葵騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。

9月1日、中3週で迎えた18戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、雷鳴賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた19戦目は、激雷賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（9戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月29日、中5週で迎えた20戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（10戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

12月3日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた21戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（11戦2勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入った。

5歳（2021年）

1月2日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた22戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、凧揚げ賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

1月14日、中1週で迎えた23戦目は、馬い!?大寒卵とご飯を食べよう（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は篠谷葵騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で篠谷葵騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

2月11日、中1週で迎えた25戦目は、富津岬賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で篠谷葵騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた26戦目は、狭山湖特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で篠谷葵騎手（5戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた27戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のアンスリウム賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

8月11日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた28戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C2（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

9月4日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた29戦目は、一般C2五六（船橋ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はルアと並んで2着同着となった。

9月29日、中3週で迎えた30戦目は、一般C2三四（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（12戦2勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（13戦2勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったハッピークラッカーに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

10月26日、中1週で迎えた32戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、千葉県畜産フェア賞（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた33戦目は、雷撃賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田譲治騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

11月30日、中2週で迎えた34戦目は、濱田達也騎手を鞍上に迎えて、おしゃすパーク賞by大勝軒（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

6歳（2022年）

1月6日、中4週で迎えた35戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1400m 雪/良）に出走。鞍上は2戦連続で濱田達也騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。