エイシンイチリン（2004年生、母ロビースレインボウ）

エイシンイチリン（2004年3月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋一輪」。毛色は青毛。種牡馬のフジキセキ（当時12歳）と交配したロビースレインボウが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はヤマオカ牧場。戦績は、中央平地15戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の君子蘭賞(500万下牝)。

経歴

デビュー前

中尾秀正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

10月15日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、6着に終わった。

11月19日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。

3歳（2007年）

2月11日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から8kg戻して迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のケイアイアップヒルに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3月4日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の雪割草特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、キングスベリーに半馬身交わされて2着となった。

3月25日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のガッツで渋太く粘り続けて、最後は2着のヴィアラクテアを3/4馬身振り切って2勝目を挙げた。

5月12日、中6週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

6月3日、中2週で迎えた8戦目は、3歳1000万下のあじさいステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

10月20日、約4か月半の休養明けで迎えた9戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の保津峡特別（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。18頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、6着を確保した。

11月11日、中2週で迎えた10戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のみちのく特別（福島芝1200m 雨/重）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の雲ヶ畑特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（3戦1勝）。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

4歳（2008年）

3月9日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の仲春特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って11着に敗れた。

4月5日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の播磨特別（阪神芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は中村将之騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい18着に敗れた。

8月23日、約4か月半の休み明けで迎えた14戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

9月20日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は中村将之騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。