ソニックブレード（2005年生、母パントミーマ）

ソニックブレード（2005年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「音速の刃。一閃する鋭い剣のように直線強襲するイメージより」。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャトル（当時11歳）と交配したパントミーマが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）中島牧場。戦績は、中央平地23戦1勝2着3回、地方10戦0勝。主な勝ち鞍は2008年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額1,800万円（18万×100口）で一口馬主が募集された。

矢野照正厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

3月1日、デビュー戦は田中博康騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は504kg。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

4月20日、中6週で迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた3戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、キャスタスペルミーに交わされて2馬身差の2着となった。

6月15日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

7月6日、中2週で迎えた6戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったスパークルシチーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月20日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

8月9日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、エスジーストリームに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月24日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で三浦皇成騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のハクサンレジェンドに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月14日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

4歳（2009年）

1月5日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

5月2日、約4か月の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（4戦1勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた13戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の三条特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

10月11日、約4か月半の休み明けで迎えた14戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して8番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は黛弘人騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい7着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

12月13日、中4週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

5歳（2010年）

1月11日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中山ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で黛弘人騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

8月28日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で平野優騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で平野優騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、5着に入り込んだ。

10月23日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で平野優騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で平野優騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に敗れた。

6歳（2011年）

1月18日、中8週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた24戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、フレンドリーブーツ特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

2月11日、中2週で馬体重を前走から19kg戻して迎えた25戦目は、平原透雄騎手を鞍上に迎えて、OBCラジオ大阪賞（園田ダート1700m 曇/重）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

2月22日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた26戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンジョッキーカップ（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた27戦目は、JRASSカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は平原透雄騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず12着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた28戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、かんひざくら賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた29戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は平原透雄騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き11着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で平原透雄騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で平原透雄騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で平原透雄騎手（5戦0勝）。6頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。