スズノクロヒョー（2005年生、母スズノマーガレット）

スズノクロヒョー（2005年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋黒豹」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のミラクルアドマイヤ（当時10歳）と交配したスズノマーガレットが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は徳重正幸。戦績は、中央平地5戦0勝、地方8戦3勝。主な勝ち鞍は2008年のえびの特別。

経歴

デビュー前

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

7月16日、デビュー戦は中村将之騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。馬体重は472kg。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが続かず、6着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（1戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

8月12日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中村将之騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

3歳（2008年）

1月16日、約5か月の休み明けで迎えた5戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のノカイドウ特別（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

1月22日、連闘で迎えた6戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のミヤマキリシマ特別（荒尾ダート1400m 小雨/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた7戦目は、3歳オープンのたんぽぽ賞（荒尾ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月21日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた8戦目は、3歳戦のブレイズカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のメイショウスコールに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月20日、中3週で迎えた9戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、えびの特別（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のカミノチカラに4馬身の差をつけて2勝目をマークした。

9月10日、中2週で迎えた10戦目は、霧島賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（3戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4歳（2009年）

7月20日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた11戦目は、バルーンカップ（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカシノヨウスケに4馬身の差をつけて休み明け初戦をモノにした。

9月9日、中6週で迎えた12戦目は、霧島賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月18日、中5週で迎えた13戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。