カネショウプルート（2005年生、母タハラミドリ）

カネショウプルート（2005年3月24日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のスキャン（当時17歳）と交配したタハラミドリが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は上村清志。戦績は、地方40戦2勝2着5回。2008年のひまわり賞(牝地方重賞)に勝利した他、2008年の日高賞(牝地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、上村清志から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、岩手県馬主会によって189万円で落札された。

村上実厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2007年）

9月15日、デビュー戦は村上忍騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフューチャー（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は488kg。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

9月24日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のホープフル（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

10月22日、中3週で迎えた3戦目は、2歳戦のホープフル（盛岡芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のホープフル（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のホープフル（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマサノパンダにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

12月8日、中2週で迎えた6戦目は、2歳B1（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた7戦目は、2歳B2（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で村上忍騎手（6戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したセントゴールを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3歳（2008年）

1月3日、中1週で迎えた8戦目は、3歳B1（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は8戦連続で村上忍騎手（7戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたクリティカルマス決め手に屈してクビ差の2着となった。

3月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳戦のロイズカップ（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で村上忍騎手（8戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

4月7日、中2週で迎えた10戦目は、3歳B1（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で村上忍騎手（9戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の日高賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で村上忍騎手（10戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のピンクゴールドに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月25日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のひまわり賞（水沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で村上忍騎手（11戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のピンクゴールドに6馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

6月16日、中2週で迎えた13戦目は、3歳戦のアンバー賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で村上忍騎手（12戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったデーワンハートにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

7月7日、中2週で迎えた14戦目は、3歳戦のターコイズ賞（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は14戦連続で村上忍騎手（13戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、ピュアロングにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

8月3日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定オープンのフェアリーカップ（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で村上忍騎手（14戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

8月31日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定地方重賞のビューチフル・ドリーマーカップ（水沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は16戦連続で村上忍騎手（15戦2勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

9月23日、中2週で迎えた17戦目は、3歳戦のサファイア賞（盛岡芝2400m 曇/稍重）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は17戦連続で村上忍騎手（16戦2勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

10月18日、中3週で迎えた18戦目は、3歳戦のウイナーカップ（盛岡芝1700m 晴/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は18戦連続で村上忍騎手（17戦2勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

11月22日、中4週で迎えた19戦目は、菊地康朗騎手を鞍上に迎えて、前沢牛にぎり寿司レース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

4歳（2009年）

4月20日、約5か月の休み明けで迎えた20戦目は、上田健人騎手を鞍上に迎えて、スピカ賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて11着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた21戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、内外タイムス賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた22戦目は、スズラン特別（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

6月5日、連闘で迎えた23戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、南風賞（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた24戦目は、ムーンビーチ賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた25戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のベガ賞（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた26戦目は、キュート!9ch賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は山田信大騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

12月1日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた27戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、一般B2三 B3四（大井ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に終わった。

12月29日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた28戦目は、一般B3四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

5歳（2010年）

1月18日、中2週で馬体重を前走からさらに11kg減らして迎えた29戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C1 C2（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤博紀騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

2月17日、中3週で迎えた30戦目は、牝馬限定戦のアオサギ賞（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤博紀騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

3月3日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、一般B3二 C1四（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

4月28日、中5週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた33戦目は、トワイライトアタック賞（浦和ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（5戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

5月6日、連闘で迎えた34戦目は、伊藤裕人騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

5月12日、連闘で迎えた35戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤裕人騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた36戦目は、行田足袋のまち賞（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（6戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた37戦目は、一般C1三（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は伊藤裕人騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

7月20日、中4週で迎えた38戦目は、ハンデ戦の武甲山特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（7戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた39戦目は、ハンデ戦の一般C1 C2（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（8戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

8月19日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた40戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。