マルサンリンカーン（2010年生、母チャーチポイント）

マルサンリンカーン（2010年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンワシントン（当時19歳）と交配したチャーチポイントが15歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は元茂修一。戦績は、地方22戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2013年の代官山賞。

経歴

デビュー前

1歳のとき、門別牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、広島県馬主会によって94.5万円で落札された。

弓削和彦厩舎（福山）へ入厩。

2歳（2012年）

6月30日、デビュー戦は岡田祥嗣騎手を鞍上に据えて、2歳戦の新馬ルーキーシリーズ第一戦（福山ダート800m 雨/稍重）に出走。馬体重は431kg。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。3着に敗れた。

7月28日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（福山ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月22日、中7週で迎えた3戦目は、2歳戦のエリートストーリー第二戦（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡田祥嗣騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月13日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた4戦目は、2歳戦のエリートストーリー第三戦（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡田祥嗣騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月29日、中1週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた5戦目は、2歳地方重賞の福山2歳優駿（福山ダート1250m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で岡田祥嗣騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月24日、中3週で迎えた6戦目は、2歳戦のルーキーシリーズ第九戦（福山ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で岡田祥嗣騎手（5戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

12月16日、中2週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞のヤングチャンピオン（福山ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で岡田祥嗣騎手（6戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3歳（2013年）

3月18日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた8戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（福山ダート1250m 雨/重）に出走。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月22日、中8週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた9戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた10戦目は、山崎雅由騎手を鞍上に迎えて、3歳C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた11戦目は、3歳C2（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎雅由騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた12戦目は、3歳C2三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ユキノレイアにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

7月19日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた14戦目は、中田貴士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたペルシカアルボル決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

8月28日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るプレゾンを鬼脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

9月18日、中2週で迎えた17戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のマコトオンディーヌに1馬身の差をつけて2勝目を手にした。

9月30日、中1週で迎えた18戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のオッズパーク杯（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミススキャンダルに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月7日、中4週で迎えた19戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の代官山賞（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のナナタイリクに3馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月28日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2十二十三（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったカルヴァドスに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

12月29日、中3週で迎えた21戦目は、一般C2十十一（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

4歳（2014年）

4月4日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から27kg減らして迎えた22戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、一般C4（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。