トムロイヤル（1983年生、母サンエイロイヤル）

トムロイヤル（1983年4月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のステツピングトム（当時5歳）と交配したサンエイロイヤルが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道中川郡幕別町、生産者は幕別牧場。戦績は、中央平地13戦2勝、地方8戦5勝2着1回。1987年の根岸ステークス(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

1歳（1985年）

12月14日、13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。0着に終わった。

3歳（1986年）

1月5日、牝馬限定3歳オープンの新春4歳牝馬ステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

2月2日、3歳オープンのヒヤシンス賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて6着に終わった。

2月23日、3歳オープンのバイオレット賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

9月27日、オータムスプリントステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大西直宏騎手。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。端を取り切り、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて6着に終わった。

10月11日、4歳以上1400万下のエジンバラ公御来場記念（東京芝1600m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で大西直宏騎手。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

11月1日、ハンデ戦で4歳以上1400万下のノベンバーステークス（東京芝1600m 小雨/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は鹿戸雄一騎手。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

4歳（1987年）

6月7日、5歳以上1400万下の是政特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は安田富男騎手。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

7月5日、4歳以上900万下の大倉山特別（札幌ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、後続を5馬身以上離して、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

7月18日、4歳以上900万下のSTV賞（札幌ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田富男騎手。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイコウチャイムに5馬身の差をつけて勝利を物にした。

8月1日、札幌日刊スポーツ杯（札幌ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は的場均騎手。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

9月27日、4歳以上900万下の利根川特別（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。敢然と端をきり、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のツジノカザンに2馬身半の差をつけてトップでゴールを駆け抜けた。

11月8日、G3の根岸ステークス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は中舘英二騎手。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。