ラハイナヌーン（2016年生、母ラハイナⅡ）

ラハイナヌーン（2016年4月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ハワイなどで起こる太陽直下点で影が消える天文現象。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のカフェラピード（当時8歳）と交配したラハイナⅡが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はタイヘイ牧場。主な勝ち鞍は2020年の白神賞(一般B1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、タイヘイ牧場から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場され、ノルマンディーファームによって432万円で落札された。

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額800万円（2万×400口）で一口馬主が募集された。

斉藤崇史厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

10月28日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

3歳（2019年）

3月2日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

4月21日、中6週で迎えた3戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、リトミカメンテに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

5月12日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい6着に敗れた。

7月14日、中8週で迎えた5戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1600m 曇/不良）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

7月27日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったストラトスフィアを半馬身捉え切れず2着となった。

8月25日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったトウケイココノエにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

9月1日、連闘で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたアルバリズム決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

9月15日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったミッキーバディーラにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

2019年9月27日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

4歳（2020年）

6月10日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた10戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

7月1日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく9着に敗れた。

7月23日、中2週で迎えた12戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1230m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月5日、中5週で迎えた13戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般B1（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた14戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、白神賞（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のプラネットナインを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月26日、中4週で迎えた15戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、ハヤテ特別（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた16戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、ハヤテ特別（盛岡ダート1000m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

5歳（2021年）

6月7日、約7か月の休養明けで迎えた17戦目は、ハヤテ特別（水沢ダート850m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

7月20日、中5週で迎えた18戦目は、浜木綿特別（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（1戦1勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

8月31日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、おとめ座特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

2021年9月1日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。