ヤマカツクライム（2008年生、母ヤマカツリリー）

ヤマカツクライム（2008年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋登る」。毛色は栗毛。種牡馬のロックオブジブラルタル（当時9歳）と交配したヤマカツリリーが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は鮫川啓一。戦績は、中央平地11戦0勝、地方5戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の浦河地区産駒杯(一般C3以下)。

経歴

デビュー前

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

7月10日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は524kg。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

8月28日、中2週で迎えた4戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた5戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

11月22日、中8週で迎えた6戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、一般C3四（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた7戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、浦河地区産駒杯（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤマカツライラックを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月27日、中2週で迎えた8戦目は、B4級チャンピオン（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったサクラプレリュードをハナ差捉え切れず2着となった。

4歳（2012年）

3月29日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、女川町復興支援（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は堀場裕充騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るエクストラナンバーを異次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて2勝目を収める

4月8日、中0週で迎えた10戦目は、一般B2二（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシゲカツワンダフルに1馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

5月5日、中3週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた11戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた12戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

6月16日、中3週で迎えた13戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の臥牛山特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた14戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

7月15日、連闘で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の湯浜特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

8月12日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下のインディアトロフィー（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。