カメット（2011年生、母グランジョイ）

カメット（2011年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「インドの最高峰の山」。毛色は栗毛。種牡馬のヨハネスブルグ（当時12歳）と交配したグランジョイが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）細道牧場。戦績は、中央平地31戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

岩元市三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

11月2日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。18頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

11月24日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい7着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のナウシカを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2014年）

1月12日、中3週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の朱竹賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず最後はクインズセブンと並んで6着同着となった。

2月9日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦1勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では出色の末脚を披露し、3着に入り込んだ。

3月1日、中2週で迎えた6戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に敗れた。

3月23日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい13着に終わった。

5月4日、中5週で迎えた8戦目は、3歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた9戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月20日、中8週で迎えた10戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

8月23日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

4歳（2015年）

7月19日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下のマカオジョッキークラブトロフィー（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦1勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（3戦1勝）。18頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

9月19日、中5週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のグラッブユアコートをクビ差振り切って久々に勝利を挙げた。

10月3日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の芦屋川特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（5戦1勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（6戦1勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。

10月31日、中1週で迎えた17戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

12月6日、中4週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5歳（2016年）

1月10日、中4週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（7戦1勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

1月24日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（8戦1勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したカネトシビバーチェにハナ差届かず2着となった。

2月7日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（9戦1勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

2月28日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（10戦1勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は脚勢が悪くなり16着に敗れた。

3月27日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下の鈴鹿特別（中京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（11戦1勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

4月10日、中1週で迎えた24戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず15着に終わった。

6歳（2017年）

2月26日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下の恵那特別（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は一杯になって16着に終わった。

4月22日、中4週で迎えた27戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は森裕太朗騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天与の負けじ魂を発揮して諦めることなく走り切り、3着を確保した。

5月13日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で森裕太朗騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

5月27日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下の御池特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森裕太朗騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

7歳（2018年）

1月13日、約7か月半の休養明けで迎えた30戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の伊良湖特別（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい13着に終わった。

2月17日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（12戦1勝）。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。