レッドウィザード（2007年生、母ジョウノナイヤガラ）

レッドウィザード（2007年3月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋魔法使い」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時15歳）と交配したジョウノナイヤガラが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はヴェルサイユファーム（株）。戦績は、中央平地2戦0勝、地方7戦7勝。主な勝ち鞍は2011年のベストテンジョッキーズカップ(C2-1)。

経歴

デビュー前

東京サラブレッドクラブにて総額2,200万円（5.5万×400口）で一口馬主が募集された。

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

10月4日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は496kg。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

3歳（2010年）

7月18日、約9か月半の休み明けで迎えた2戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

11月21日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 27（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタケカエルダに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月11日、中2週で迎えた4戦目は、3歳以上C2 18（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のシゲルノブナガに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4歳（2011年）

1月3日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上C2 17（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のエイシンペリーに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

1月23日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のガイセンモンに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月12日、中2週で迎えた7戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバトルバットマンに約13馬身の大差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

3月5日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（4戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカシノビヨンセに5馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

3月21日、中1週で迎えた9戦目は、ベストテンジョッキーズカップ（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、異次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のカシノハリに1馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。