ルクソールカフェ（2022年生、母Mary’s Follies）

ルクソールカフェ（2022年2月26日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「エジプトの都市+冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のAmerican Pharoah（当時10歳）と交配したMary's Folliesが17歳のときに産んだ仔が本馬である。2025年のジャパンダートクラシック(Jpn1)で3着に入った他、2025年のヒヤシンスステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2024年）

8月24日、デビュー戦はD.レーン騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は530kg。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月31日、連闘で迎えた2戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアローオブライトにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアドマイヤデイトナをハナ差振り切って未勝利戦を制した。

3歳（2025年）

1月11日、中6週で迎えた4戦目は、R.R.キング騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの黒竹賞（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベリタバグスに5馬身の差をつけて2勝目を手にした。

2月23日、中5週で迎えた5戦目は、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でR.R.キング騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のプロミストジーンを半馬身振り切って1番人気に応えた。

3月29日、中4週で迎えた6戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの伏竜ステークス（中山ダート1800m 雨/稍重）に58kgの斤量を背負って出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウズイウンに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月8日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、3歳Jpn1のジャパンダートクラシック（大井ダート2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は佐々木大輔騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

11月15日、中4週で迎えた8戦目は、G3の武蔵野ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上はD.レーン騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のコスタノヴァに3馬身半の差をつけて初の重賞タイトルを手にした。