ビコーウエル（2002年生、母アリリバビコー）

ビコーウエル（2002年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋健康に」。毛色は鹿毛。種牡馬のスターオブコジーン（当時14歳）と交配したアリリバビコーが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）ミルファーム。戦績は、中央平地15戦1勝、中央障害4戦0勝。主な勝ち鞍は2005年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

菊川正達厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

11月6日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

11月28日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

3歳（2005年）

1月16日、中6週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

2月13日、中3週で迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた5戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

4月10日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

4月30日、中2週で迎えた7戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。ハナを取り切り、後続を2馬身以上離して、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のキングペトリュスをクビ差振り切って初白星を挙げた。

5月28日、中3週で迎えた8戦目は、3歳500万下（東京芝2300m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐藤聖也騎手（1戦1勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

7月2日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で佐藤聖也騎手（2戦1勝）。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

7月10日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島芝2600m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で佐藤聖也騎手（3戦1勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

12月4日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中京芝2000m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で佐藤聖也騎手（4戦1勝）。18頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

4歳（2006年）

1月21日、中6週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の遠賀川特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤聖也騎手（5戦1勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で佐藤聖也騎手（6戦1勝）。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

8月20日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で佐藤聖也騎手（7戦1勝）。18頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

5歳（2007年）

3月11日、約7か月の休養明けで迎えた15戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

6月2日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた16戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。13着に終わった。

7月29日、中7週で迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。11着に終わった。

9月29日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 小雨）に出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月2日、中8週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で江田勇亮騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。13着に終わった。