ヴァンクールシチー（2019年生、母ソムニアシチー）

経歴

デビュー前

友駿ホースクラブ愛馬会にて総額2,000万円（4万×500口）で一口馬主が募集された。

栗田徹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

10月31日、デビュー戦は菅原明良騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は414kg。18頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

3歳（2022年）

2月13日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

2月26日、中1週で迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

4月30日、中8週で迎えた4戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では生来の敢闘精神でどうにかこうにかゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で武藤雅騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

6月18日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で武藤雅騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

7月10日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武藤雅騎手（4戦0勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

8月28日、中6週で迎えた9戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、3歳C2二（盛岡ダート1200m 小雨/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったガーレに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

9月11日、中1週で迎えた10戦目は、3歳C2二（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩本怜騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラブレボに7馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月20日、連闘で迎えた11戦目は、3歳C1三（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岩本怜騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ナンベイコーに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月11日、中2週で迎えた12戦目は、一般C1八（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で岩本怜騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、トキノソマリにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月23日、中1週で迎えた13戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、おいしい!いわての原木しいたけ賞（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサヨノイチバンに約10馬身の大差をつけて断然人気に応えた。

11月25日、中4週で迎えた14戦目は、半澤慶実騎手を鞍上に迎えて、ランチタイムチャレンジ（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天授の闘争本能でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月26日、中3週で迎えた15戦目は、一般C2七八（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で半澤慶実騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

4歳（2023年）

1月12日、中1週で迎えた16戦目は、国指定史跡吉見百穴賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で半澤慶実騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

2月2日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2七八（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で半澤慶実騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のフルティージャをクビ差振り切って3勝目を奪取した。

2月13日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2三四（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で半澤慶実騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

3月20日、中4週で迎えた19戦目は、弥生特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で半澤慶実騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4月24日、中4週で迎えた20戦目は、フリージア特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で半澤慶実騎手（6戦1勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

5月29日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、サツキツツジ特別（浦和ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で半澤慶実騎手（7戦1勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた22戦目は、アッヴェラルシ賞（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で半澤慶実騎手（8戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、3着に入った。

6月27日、中1週で迎えた23戦目は、浦和×大井ファンタスティックリレー賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で半澤慶実騎手（9戦1勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2三四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で半澤慶実騎手（10戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

8月14日、中3週で迎えた25戦目は、サードニクス特別（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は12戦連続で半澤慶実騎手（11戦1勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた26戦目は、女郎花特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で半澤慶実騎手（12戦1勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた27戦目は、秋明菊特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で半澤慶実騎手（13戦1勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

12月21日、約3か月の休養明けで迎えた28戦目は、七夕裕次騎手を鞍上に迎えて、深谷『ふっかちゃん』賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

5歳（2024年）

1月12日、中2週で迎えた29戦目は、ランチタイムチャレンジ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は半澤慶実騎手（14戦1勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

2月9日、中3週で迎えた30戦目は、一般C2七八九ウ（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で半澤慶実騎手（15戦1勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2九十（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で半澤慶実騎手（16戦1勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では稟性のガッツでゴールまでタレずに走り切り、4着を確保した。

3月28日、中4週で迎えた32戦目は、桜のまち幸手賞（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で半澤慶実騎手（17戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて抜け出し、最後は2着のラブファントムに3馬身の差をつけて4勝目を収める

4月17日、中2週で迎えた33戦目は、ランチタイムチャレンジ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で半澤慶実騎手（18戦2勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のイスラデルノルテをクビ差振り切って5勝目を挙げた。