ソーミラキュラス（2010年生、母ソーアラート）

ソーミラキュラス（2010年4月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「とても奇跡的に」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時18歳）と交配したソーアラートが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地7戦4勝、地方5戦3勝。2015年のTCK女王盃(牝Jpn3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,600万円（40万×40口）で一口馬主が募集された。

萩原清厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

8月18日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

9月14日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月28日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた3戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオフィシエに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2014年）

1月23日、中3週で迎えた4戦目は、一般C2十一十二（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシルクスノーマンに9馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月24日、中4週で迎えた5戦目は、余寒特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦2勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオリオンザパワーに6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月3日、中9週で迎えた6戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシークレットベースを3/4馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

7月6日、中8週で迎えた7戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るタイキグラミーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

9月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の咲花特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマルケサスをクビ差振り切って獅子奮迅の6連勝を決めた。

11月9日、中6週で迎えた9戦目は、3歳以上1600万下の東北ステークス（福島ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（2戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のミッキースマホを半馬身振り切って圧巻の7連勝を決めた。

5歳（2015年）

1月21日、中9週で迎えた10戦目は、牝馬限定Jpn3のTCK女王盃（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（3戦3勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月12日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた11戦目は、ハンデ戦でオープンのマリーンステークス（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴山雄一騎手（4戦3勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

10月1日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、牝馬限定Jpn2のレディスプレリュード（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（3戦3勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。競走中止となった。