バレルターン（2021年生、母ピエリーナ）

バレルターン（2021年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「バレエダンサーの技名。母名より連想」。毛色は芦毛。種牡馬のリオンディーズ（当時8歳）と交配したピエリーナが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2023年の2歳未勝利(未勝利)。

経歴

デビュー前

茶木太樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

9月16日、デビュー戦は西村淳也騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー阪神（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は470kg。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったデルシエロにねじ伏せられてハナ差の2着に惜敗した。

10月14日、中3週で迎えた2戦目は、2歳戦の2歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のリチャードバローズを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

3歳（2024年）

1月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で西村淳也騎手（2戦1勝）。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に敗れた。

3月17日、中9週で迎えた4戦目は、B.ムルザバエフ騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

6月9日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は西村淳也騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマイネルティグレにハナ差届かず2着に惜敗した。

8月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（4戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、勝ったハワイアンティアレにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

10月5日、中5週で迎えた7戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの聖籠特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したエコロマーズにハナ差届かず2着に甘んじた。

12月8日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、H.H.ドイル騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

4歳（2025年）

1月5日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったオーシャントライブにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

2月16日、中5週で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（6戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたロストシークレット決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4月12日、中7週で迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラスの浄土平特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は亀田温心騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のフォーカルフラワーに2馬身半の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

5月25日、中5週で迎えた12戦目は、吉村誠之助騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの聖護院特別（京都芝1800m 外回り曇/重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったファインラインに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月28日、中4週で迎えた13戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの柳川特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手に欠いて3着に敗れた。

9月27日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したスライビングロードに3/4馬身届かず2着に敗北した。

11月9日、中5週で迎えた15戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの木津川特別（京都芝1600m 外回り雨/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のフェアリーライクに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。