インファティック（2006年生、母レイホーグロリアス）

インファティック（2006年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「著しい、目立つ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のデヒア（当時15歳）と交配したレイホーグロリアスが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は田中春美。戦績は、中央平地6戦0勝、地方33戦2勝2着6回。主な勝ち鞍は2012年の一般C3十三十四十五。

経歴

デビュー前

1歳のとき、田中春美から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

鹿戸雄一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

10月25日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のバーレーン賞（東京芝2000m 雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

11月29日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

12月20日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

3歳（2009年）

3月22日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はタレてしまい16着に敗れた。

8月2日、約4か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で田中勝春騎手（5戦0勝）。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

9月1日、中3週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた7戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のトマト特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

9月24日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

12月25日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた9戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C2十十一（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

4歳（2010年）

1月8日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2七八（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったエーシンバウローに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月11日、中4週で迎えた11戦目は、一般C2十二13十四（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

2月25日、中1週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた12戦目は、一般C2十11十二（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に敗れた。

3月25日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた13戦目は、一般C2十三（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったマクログリペンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4月15日、中2週で迎えた14戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（船橋ダート1500m 小雨/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2十三十四（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

10月15日、約5か月半の休み明けで迎えた16戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C3一（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

11月26日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C3一（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

12月23日、中3週で迎えた18戦目は、一般C3一（浦和ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は町田直希騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したキュベレイに半馬身届かず2着となった。

5歳（2011年）

1月12日、中2週で迎えた19戦目は、一般C3五六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、ウェッジショットにクビ差交わされて2着に甘んじた。

1月27日、中1週で迎えた20戦目は、一般C3三四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のオーシャンローズを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

2月11日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3二三（浦和ダート1400m 雪/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、プルートーに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

3月4日、中2週で迎えた22戦目は、一般C3二三（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

6月30日、約4か月の休み明けで迎えた23戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（大井ダート1400m 雨/良）に出走。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた24戦目は、一般C3二三四（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

8月9日、中2週で迎えた25戦目は、一般C3四五（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したダークティーにクビ差届かず2着に惜敗した。

9月8日、中3週で迎えた26戦目は、一般C3四（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（7戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

10月19日、中5週で迎えた27戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C3五（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた28戦目は、一般C3四五（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて14着に敗れた。

11月23日、中2週で迎えた29戦目は、一般C3四五（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

12月20日、中3週で迎えた30戦目は、一般C3五六（浦和ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

6歳（2012年）

2月1日、中5週で迎えた31戦目は、一般C3七八九（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

2月21日、中2週で迎えた32戦目は、一般C3九十（浦和ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

2月28日、連闘で迎えた33戦目は、一般C3七（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（6戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

4月9日、中5週で迎えた34戦目は、高橋哲也騎手を鞍上に迎えて、一般C3十三十四十五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマイネルバイタルに1馬身半の差をつけて制した。

4月24日、中1週で迎えた35戦目は、一般C3十三十四（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋哲也騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

4月30日、連闘で迎えた36戦目は、一般C3九十ア（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋哲也騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月29日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた37戦目は、一般C3九十（浦和ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で高橋哲也騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

6月12日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた38戦目は、一般C3七八九（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で高橋哲也騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた39戦目は、一般C3七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋哲也騎手（5戦1勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい8着に終わった。