シゲルカリプソ（2017年生、母クインクインクイン）

シゲルカリプソ（2017年2月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋土星の衛星より」。毛色は青鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時22歳）と交配したクインクインクインが17歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は中央牧場。主な勝ち鞍は2021年の雛月賞(C2-20)。

経歴

デビュー前

粕谷昌央厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

7月28日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は414kg。18頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。競走中止となった。

3歳（2020年）

5月23日、約9か月半の休養明けで迎えた3戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

6月20日、中3週で迎えた4戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。18頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後はガス欠状態になり18着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

2020年7月17日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

8月22日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた6戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦のドリームシリーズ（佐賀ダート900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、デルママラカイトに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月17日、中4週で迎えた8戦目は、岩永千明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 32（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったエトワールミノルに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月7日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C2 24（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C2 25（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた11戦目は、ひむかのくろうま賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

12月19日、連闘で迎えた12戦目は、3歳以上C2-20（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山下裕貴騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

4歳（2021年）

1月5日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2 23（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山下裕貴騎手（6戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

1月24日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C2 21（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山下裕貴騎手（7戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2-20（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山下裕貴騎手（8戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C2-20（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で山下裕貴騎手（9戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた17戦目は、雛月賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で山下裕貴騎手（10戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のテイエムワンダーを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

3月22日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で山下裕貴騎手（11戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で山下裕貴騎手（12戦1勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい9着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で山下裕貴騎手（13戦1勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

2021年4月24日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。