ガリュウ（2009年生、母エストレリータ）

ガリュウ（2009年2月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「牙龍」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時17歳）と交配したエストレリータが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は（有）猿倉牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方6戦4勝。主な勝ち鞍は2014年の卯月特別(B1)。

経歴

デビュー前

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

2月26日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は478kg。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

4月1日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/不良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。18頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

4月22日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。17頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

4歳（2013年）

3月5日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた6戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2四（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジーピークロスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月26日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のコパノシーズンに5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月12日、中6週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（4戦0勝）。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びを欠き13着に終わった。

6月22日、中5週で迎えた9戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

6月30日、連闘で迎えた10戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の高山特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

9月18日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップヴァルカン賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。

10月14日、中3週で迎えた12戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

11月13日、中3週で迎えた13戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、千種川特別（園田ダート1870m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

5歳（2014年）

3月18日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るユキノシーザーを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて久方ぶりの一戦を制した。

4月8日、中2週で迎えた15戦目は、卯月特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のマヤステッラに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。