リワードタイクーン（2001年生、母カルタクリス）

リワードタイクーン（2001年5月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋大君」。毛色は青鹿毛。種牡馬のラストタイクーン（当時18歳）と交配したカルタクリスが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）飛野牧場。戦績は、中央平地11戦1勝2着1回、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は2003年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

田中清隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

9月14日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は500kg。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のヨイチサウスに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月4日、中2週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの芙蓉ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

11月8日、中4週で迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の百日草特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた4戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったマイネルゼストに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3歳（2004年）

3月27日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の山桜賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

5月9日、中5週で迎えた6戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の若鮎賞（東京芝1400m 雨/良）に出走。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

10月30日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた7戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。18頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では決め手が足りず15着に終わった。

11月28日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で大外18番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

12月25日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

4歳（2005年）

1月23日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で嘉藤貴行騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

4月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で嘉藤貴行騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず11着に終わった。

5月21日、中4週で迎えた12戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。9着に敗れた。