ダノングレーター（2016年生、母パレスルーマー）

ダノングレーター（2016年2月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+偉大な。偉大な存在となることを願って」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時15歳）と交配したパレスルーマーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2019年の鳥栖特別(1勝クラス)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、ダノックスによって1億4,580万円で落札された。

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

7月13日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝2200m 小雨/稍重）に出走。馬体重は482kg。17頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

8月4日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のルンルンクオリティに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月25日、中2週で迎えた3戦目は、3歳以上1勝クラスの鳥栖特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るヘブンリーデイズを上がり1位タイの末脚でクビ差だけ差し切って勝利をモノにする

9月15日、中2週で馬体重を前走から24kg減らして迎えた4戦目は、3歳以上2勝クラスの能勢特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松若風馬騎手（3戦2勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

4歳（2020年）

1月12日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた5戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの初咲賞（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

2月8日、中3週で迎えた6戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの稲荷特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

6月27日、約4か月半の休養明けで迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラスの京橋特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（4戦2勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

10月4日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの長久手特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

10月25日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスの鳴滝特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（5戦2勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

5歳（2021年）

1月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの渥美特別（中京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（6戦2勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

3月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの恋路ケ浜特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた12戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの鹿野山特別（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい8着に敗れた。

6月12日、中7週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのHTB賞（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた14戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの檜山特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

12月12日、約5か月半の休み明けで迎えた15戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの名古屋日刊スポーツ杯（中京芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

6歳（2022年）

1月10日、中3週で迎えた16戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの長良川特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は力尽きて9着に終わった。

2月19日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた17戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの皿倉山特別（小倉芝2600m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

3月19日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの淡路特別（阪神芝2600m 外回り小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上2勝クラスの白鷺特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で富田暁騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月12日、中8週で迎えた20戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの常滑特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

7月2日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラスの彦島特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は富田暁騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた22戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの信夫山特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず4着に終わった。

10月22日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの兵庫特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた24戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの三陸特別（福島芝2600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

12月25日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたアケルナルスター決め手に屈して半馬身差の2着となった。

7歳（2023年）

1月14日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

4月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、4歳以上2勝クラスの安房特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

2023年4月11日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。