ダラニ（2011年生、母パーフェクトブルー）

ダラニ（2011年5月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「陀羅尼。仏教の呪文『記憶して忘れない』の意」。毛色は栗毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時22歳）と交配したパーフェクトブルーが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）チャンピオンズファーム。戦績は、中央平地15戦1勝2着2回、地方13戦0勝。主な勝ち鞍は2014年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

小崎憲厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

12月21日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 小雨/重）に出走。馬体重は478kg。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、メイショウワコンに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

3歳（2014年）

1月11日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、カネトシビバーチェに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

7月13日、約5か月半の休み明けで迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るユウキファインをアタマ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

8月24日、中5週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

8月31日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

12月21日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた7戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の桑名特別（中京芝1200m 晴/重）に出走。18頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入った。

4歳（2015年）

1月17日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の巌流島特別（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で小崎綾也騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい14着に敗れた。

8月8日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた10戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入った。

8月29日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。

5歳（2016年）

1月17日、約4か月半の休養明けで迎えた12戦目は、F.ヴェロン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

2月20日、中4週で迎えた13戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の大牟田特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。18頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

5月22日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に敗れた。

9月3日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた15戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

11月3日、中8週で馬体重を前走から19kg戻して迎えた16戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、BS開局5周年記念グリーンチャンネル賞（川崎ダート900m 晴/重）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

11月8日、連闘で迎えた17戦目は、一般C1（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤井勘一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

6歳（2017年）

4月7日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた18戦目は、神スイング賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤井勘一郎騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

5月16日、中5週で迎えた19戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、電光石火特別（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた20戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、ハリーアップ賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた21戦目は、エクスプレス賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

8月2日、中3週で迎えた22戦目は、川崎市制記念多摩川花火大会賞（川崎ダート900m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた23戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、神奈川県営水道カッピー杯（川崎ダート900m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた24戦目は、馬いぞ!八幡平マッシュルーム記念（川崎ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

10月12日、中4週で迎えた25戦目は、R.クアトロ騎手を鞍上に迎えて、津久井やまびこ祭り杯（川崎ダート900m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

11月6日、中3週で迎えた26戦目は、俊足賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でR.クアトロ騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

12月11日、中4週で迎えた27戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、快速賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

7歳（2018年）

1月3日、中2週で迎えた28戦目は、イカヅチ賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。