サンオデッサ（2015年生、母ベルモントフェリス）

サンオデッサ（2015年3月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「太陽＋アメリカの都市名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時18歳）と交配したベルモントフェリスが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は富田恭司。主な勝ち鞍は2019年のジャズクルーズ記念(一般C3一二)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、富田恭司から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ケイズによって324万円で落札された。

新開幸一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2018年）

6月3日、デビュー戦は西村太一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって14着に終わった。

8月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西村太一騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

8月26日、連闘で迎えた3戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で西村太一騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天授の負けじ心を発揮してゴールまで頑張り、3着に入った。

11月30日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から31kg増やして迎えた4戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のつばさ賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

4歳（2019年）

7月23日、約8か月の休養明けで迎えた5戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、トビウオ賞（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月5日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、一般C3三四（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のディアガールに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月22日、中1週で迎えた7戦目は、一般C3一二（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた8戦目は、ジャズクルーズ記念（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のミュウハッピーに1馬身半の差をつけて優勝

9月25日、中2週で迎えた9戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

10月22日、中3週で迎えた10戦目は、川崎競馬秋のトリプルチャンス賞（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

11月20日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定戦のフローラ賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく10着に終わった。

5歳（2020年）

1月17日、中7週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、一般C3一二（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に敗れた。