ケイシュウエクセル（1996年生、母ケイシュウスミレ）

ケイシュウエクセル（1996年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のザーラージル（当時10歳）と交配したケイシュウスミレが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）インターナシヨナル牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方5戦3勝2着1回。1999年の’99ゴールデンステッキ賞に勝利した他、1999年の京浜盃(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

村上頼章厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1998年）

11月12日、デビュー戦は佐宗応和騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は467kg。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、平均的なペースで一団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のハンキイドリーに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月1日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦の山茶花特別（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐宗応和騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るウイナーズドリームを猛烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3歳（1999年）

1月1日、中3週で迎えた3戦目は、3歳オープンの’99ゴールデンステッキ賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐宗応和騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハネダダーバンに3馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

2月11日、中5週で迎えた4戦目は、3歳地方重賞の京浜盃（大井ダート1700m 雪/重）に出走。鞍上は4戦連続で佐宗応和騎手（3戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したオリオンザサンクスにアタマ差届かず2着に惜敗した。

3月21日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた5戦目は、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 雨/不良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で佐宗応和騎手（4戦3勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に敗れた。

5月10日、中6週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた6戦目は、3歳地方重賞の東京王冠賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐宗応和騎手（5戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。競走中止となった。