ニホンピロハーバー（2018年生、母ニホンピロタルト）

ニホンピロハーバー（2018年1月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+湾」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のニホンピロアワーズ（当時11歳）と交配したニホンピロタルトが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は佐竹学。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

安達昭夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

10月25日、デビュー戦は柴田未崎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は466kg。18頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

3歳（2021年）

3月20日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

4月25日、中4週で迎えた3戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、メイショウキリモンに交わされて1馬身差の2着となった。

5月23日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中健騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のアスカノミライを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

6月20日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中健騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて16着に敗れた。

12月2日、約5か月半の休養明けで迎えた7戦目は、揖保川特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田中健騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で田中健騎手（5戦1勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

4歳（2022年）

1月10日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中健騎手（6戦1勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

5月28日、約4か月半の休養明けで迎えた10戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

6月25日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

7月16日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

8月13日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡康太騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のシゲルカセイに5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月3日、中2週で迎えた14戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの天草特別（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入った。

10月1日、中3週で迎えた15戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

10月29日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、抜け出したインベルシオンに半馬身届かず2着となった。

11月19日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラスの出石特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、4着に入った。

5歳（2023年）

4月29日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの六波羅特別（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（6戦1勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

5月21日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、4歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡康太騎手（7戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

6月18日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤岡康太騎手（8戦1勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

7月29日、中5週で迎えた21戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの麒麟山特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

6歳（2024年）

2月24日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの筑後川特別（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入った。

3月16日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの弥富特別（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく10着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上2勝クラスの喜多方特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた25戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの尾瀬特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るクリオミニーズを途轍もない末脚でハナ差だけ差し切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。