エーピーテンスイ（1997年生、母スイートカトリーヌ）

エーピーテンスイ（1997年5月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時10歳）と交配したスイートカトリーヌが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ベルモントファーム。戦績は、中央平地19戦1勝2着1回、地方7戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1999年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

平井雄二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

10月16日、デビュー戦は的場均騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は474kg。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

10月30日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

11月20日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、サンライズエースに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

12月12日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（3戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる形となり、極端なハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のガッツで渋太く末脚を持続させてすんなりと抜け出し、最後は2着のシャコーフェイスに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月25日、中1週で迎えた5戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

3歳（2000年）

1月16日、中2週で迎えた6戦目は、高橋智大騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

2月20日、中4週で迎えた7戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は的場均騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

4月2日、中5週で迎えた8戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

4歳（2001年）

3月10日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

4月7日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は鈴来直人騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

4月28日、中2週で迎えた11戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

5月23日、中3週で迎えた12戦目は、マルチウイン特別（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は鈴来直人騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したルビーフォンテンを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

6月10日、中2週で迎えた13戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月30日、中2週で迎えた14戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた15戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

8月12日、中3週で迎えた16戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

5歳（2002年）

5月3日、約9か月の休み明けで迎えた17戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

5月11日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に敗れた。

5月27日、中1週で迎えた19戦目は、メイ特別（高崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は鈴来直人騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月16日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴来直人騎手（5戦0勝）。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

8月22日、中7週で迎えた22戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、柴又特別（大井ダート1190m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

9月14日、中2週で迎えた23戦目は、國平幸一騎手を鞍上に迎えて、うお座特別（大井ダート1590m 内回り曇/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた24戦目は、C.ホワイトリー騎手を鞍上に迎えて、港区特別（大井ダート1690m 曇/不良）に出走。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた25戦目は、くじら座特別（大井ダート1190m 晴/良）に出走。鞍上は國平幸一騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた26戦目は、紅葉特別（大井ダート1590m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は鷹見浩騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。