ナイスデスネ（2022年生、母ダノンクィーン）

ナイスデスネ（2022年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「いいですね」。毛色は芦毛。種牡馬のエーシントップ（当時12歳）と交配したダノンクィーンが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は熊本県、生産者はストームファームコーポレーション。2024年の最後までおトクなSPAT4に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ストームファームコーポレーションから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、によって円で落札された。

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2024年）

7月16日、デビュー戦は阿部龍騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったレイヴオンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月14日、中3週で迎えた2戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1000m 曇/重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のヴィトーリアヘーザに3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

8月27日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したノブハッピーホースを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月11日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のウィナーズチャレンジ5（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のファーマビューティに4馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

10月2日、中2週で迎えた5戦目は、2歳オープンのサンライズカップ（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

11月7日、中4週で迎えた6戦目は、2歳オープンの最後までおトクなSPAT4（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るレイヴオンを目の覚めるような末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

12月10日、中4週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた7戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のステップアップ2024（園田ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

12月25日、中1週で迎えた8戦目は、2歳戦のステップアップ2024（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のスイングムスメに1馬身3/4の差をつけてファンの期待に応えた。

3歳（2025年）

1月14日、中2週で迎えた9戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のプリムラ賞（園田ダート1230m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

2月20日、中4週で迎えた10戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のたんぽぽ賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったエイヨーアメジストに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

3月11日、中2週で迎えた11戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳A B（園田ダート1230m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

4月10日、中3週で迎えた12戦目は、3歳A B（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサウンドチュチュを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて制した。

5月11日、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（3戦2勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

6月26日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、大隅特別（佐賀ダート1400m 曇/重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は飛田愛斗騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアベベに半馬身届かず2着に敗北した。

7月24日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は吉村智洋騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた16戦目は、競馬ブック杯（園田ダート1400m 曇/重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（5戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた17戦目は、中田貴士騎手を鞍上に迎えて、南あわじ市ゆめるん特別（園田ダート1230m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた18戦目は、初秋特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中田貴士騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

9月24日、中2週で迎えた19戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、チャンピオンジョッキー賞（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上B2一（園田ダート1400m 晴/良）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は中田貴士騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

11月14日、中4週で迎えた21戦目は、吉井章騎手を鞍上に迎えて、神楽月賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。