セイウンヨコノテニ（2003年生、母デック）

セイウンヨコノテニ（2003年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「盛運よ、この手に」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時14歳）と交配したデックが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）カミイスタット。戦績は、中央平地3戦0勝、地方29戦7勝2着8回。主な勝ち鞍は2008年の4歳以上C2-5。

経歴

デビュー前

当歳のとき、カミイスタットから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

星野忍厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

8月26日、デビュー戦は石神深一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は512kg。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい15着に終わった。

9月30日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず14着に終わった。

10月29日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた3戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい16着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた4戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 小雨/不良）に出走。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアイノキセキを捕まえ切れず、5馬身差の2着となった。

11月25日、連闘で迎えた5戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のテンシノサンディに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月9日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、オースミビックにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（2007年）

6月3日、約6か月の休み明けで迎えた7戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-10（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のトミノヒトミを半馬身振り切って久方ぶりの一戦を制した。

6月16日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で北村欣也騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず10着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

7月29日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（5戦1勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコスモボスに2馬身半の差をつけて3勝目を収める

9月16日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で倉富隆一郎騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエプソムレインボーを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月23日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で倉富隆一郎騎手（7戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、プリンセスアグリーに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月30日、連闘で迎えた14戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 15（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に敗れた。

10月21日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C2 13（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったイントレランスにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

11月4日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C2 14（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長田進仁騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

11月11日、連闘で迎えた17戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 28（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、テンザンマークに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月23日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は長田進仁騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シャイニングエッジに交わされて2馬身差の2着となった。

12月24日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（8戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、メイショウトウゲンに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

5歳（2008年）

1月5日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（9戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジョーブライアンに7馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

1月26日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた21戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（10戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のレオヤマトに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

2月23日、中3週で迎えた22戦目は、きさらぎ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉富隆一郎騎手（11戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

8月2日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から23kg減らして迎えた23戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、ベストテンジョッキーズカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に敗れた。

8月24日、中2週で迎えた24戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、里帰りジョッキーズカップウエルカムカップ（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

9月20日、中3週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた25戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に終わった。

10月12日、連闘で迎えた27戦目は、3歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小松丈二騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキタサンフシチョウに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

11月1日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小松丈二騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のリネンフルーツに2馬身半の差をつけて7勝目を獲得した。

12月7日、中4週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた29戦目は、3歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で小松丈二騎手（4戦2勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に敗れた。

12月27日、中2週で迎えた30戦目は、権藤学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

6歳（2009年）

1月10日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で権藤学騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

3月21日、中9週で迎えた32戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で権藤学騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず10着に終わった。